塩冶の家 ~上棟
2016.10.15
空が高く澄み切った秋晴れのきょう
塩冶町では上棟がおこなわれています。
昨日から建て前をおこない
今朝は無事に、お施主様の手で棟木を納めていただきました。
上棟はたくさんの材木が、いちどに集まる大変な作業です。
どこから組み上げていくか、そのためにはどこに荷を下ろしておくか、
クレーンのオペレーターさんと大工さんの息があわないと現場は混乱しますが、
ここはいつものメンバー、息もピッタリです。
夕方は上棟式。
棟梁に祝詞をあげてもらって
この家を守ってくださる神様に 無事上棟を終えたご報告をしました。
その昔は、大工さんが現場で図面とにらめっこしながら材木の加工をしていました。
今では図面をコンピューターに読ませ、機械で加工して出荷するプレカット方式に変わっています。
それでも大工さんたちの作業が要らないわけではありません。
設計者の細かな要望・意匠は、現場での人の手による加工があってこそ。
関わる職人さんたち、特に棟梁や現場監督の苦労を思うと
無事に棟が上がって、まずは ほっとする場面です。
お施主様からも関わる職人の労をねぎらっていただきました。
弥栄。