カクシン
貴族の邸宅をイメージしたというのに、
気取りなく落ち着いた雰囲気の廊下。
その廊下に面した扉を開け、顔を上げると
通路の先にはまた扉。
奥へ奥へといざなわれると、そこはクラシカルで気品あるパウダールーム。
当然ながら 綿埃とはまったく無縁のガラリ
拭きあげられた水栓金具
そしてもっとも驚いたのは、このさりげない刻印
なぜか見つけた時の嬉しかったこと…
上質の空間というのは、性能や機能だけで果たせるものではないことに
あらためて気づかされました。
結局のところは 「人」なのだと…。
そこにスタッフがいて 私に深々と頭を下げたわけでもありませんし、
清掃している姿を見かけたわけでもありません。
でもこの空間にいるだけで
自分が丁寧に扱われていると感じられるから不思議です。
ザ・リッツ・カールトン。
その素晴らしい心配りでのおもてなしは、
ココロの隅々までゆきわたりました。
そして
自分の至らなさを あらためて思い知ることになるのでした。。。